結婚前や結婚直後の女性って、傍から見たら『幸せな花嫁感♡』がありますよね。
でも、実は多くの女性がマリッジブルーを経験しているようです。
今もし、マリッジブルーで悩んでいる人がいたら、それは当然の反応です。
そう思うと、少し気持ちが楽になりませんか?
マリッジブルーは結婚に対して真面目に考えられる男女に起こる当然の反応です。決して悪いことではありません。
この記事では、その理由とマリッジブルーの乗り越え方を紹介していきます。
これを機会に、もう一度ふたりで向き合って、しっかり話し合ってみてはいかがでしょうか?
マリッジブルーは在って当然の反応である
そもそも、マリッジブルーとは何かというと、結婚前や結婚直後にみられる抑鬱(よくうつ)や、情緒不安定な状態のことです。
男女ともに陥る可能性があります。一般に、女性のほうが苗字が変わったり、環境の変化、ワークライフバランスの変化など何かと変化が大きいことが多いため、女性のほうがマリッジブルーになりやすいといわれていますね。
今でこそ、良い思い出で笑い話なんですが、私も当時は自分の気持ちが自分でも分からなくてもうどうにでもなれ〜と自暴自棄になっていました。
そんな自分を責めてもっと苦しくなり、幸せな花嫁像とは真逆をいっていましたねw
これがマリッジブルーというんだなーということは分かっても、不安の正体がはっきり分からないから、すごく具合が悪いのに何も診断がつかない時のような気味の悪さがあるんですよね・・・。
でも、ただの不安では片づけられないし、解決もしないんですよね。
好きな人と結婚できて幸せなはずなのに何でこんなに不安なんだろう。自分の考えが甘いのかな。とか色々考えて、相手に正直に話せないという人も多いはず。。
でも、マリッジブルーは在って当然の反応と捉えると、少し気持ちが楽になって、話してみようかな、という気持ちになれませんか?
結婚って、別に相手に幸せにしてもらうためにするものではないじゃないですか。
「良いことばかりではない」というのが結婚生活の大前提だし、この人となら、苦労も苦難も乗り越えていけるな。と思える人と結婚するものですよね?
その覚悟を確認する必要があるんです。すなわちマリッジブルーは、結婚という行為に責任をもとうとするからこそ起きる正常な反応なのです。
結婚イコール幸せ~♪イエーイ♪と、楽観的に考えられる人は、マリッジブルーになりずらい人ですよね。
人によると思いますけど、相手に幸せにしてもらおうっ♪みたいな、あまりにも単純な気持ちで結婚する人を見ると、お気楽だなぁと思っちゃいます。大体そういう人の末路は結婚後に「愛がない!!」と吠えまくり、相手を思い通りに動かしたいという甘えや依存に取り憑かれていますからね。
「結婚は勢いが大事!!」とも言いますが助言は助言、幸せの責任はとってはくれない。ということは覚えておきましょう。
女性がマリッジブルーになりやすい理由を脳科学的に解明してみる
男女の考え方に差があるために本音が分かり合えないと感じている人も多いのではないでしょうか。。
そんな気持ちですれ違いが起こって変な誤解を生んだり、二人の仲を悪くしてしまうのは、とても悲しいことですよね(:_;)
女性と男性では脳の仕組みが全く違うということがいわれています。
実はこれをお互いに知っておくことは結構大切です。話し合いもスムーズになるのでオススメですよ。
少し人類の歴史をさかのぼるんですけどー
『男性は外で獲物を狩ってくるのが仕事、女性は家を守るのが仕事』という時代がかなり長くあったことで、生きていくために女性と男性が身につけた役割がはっきりと分かれてきました。
これが、現代でも私たちの脳の仕組みに大きな影響を与えています。
男性は、狩りの時代には、何日も遠くの獲物を待ち続けて、家族のために出来るだけ大きな獲物を持ち帰らなければならない。そんな闘争心が根付いているので、男性はロマンを追い求め続けることができます。
一方、女性は出産や家事育児を自分の体で経験し、狩りに出る男性に変わって昔の大世帯を切り盛りしていかなくてはならなかったので、堅実で現実的な考え方が根付いています。
その根底にあるのは、そうです。『安定した家庭を築きたい』からです。
そうは言っても、現実的になった女性の態度や言動って、男性からすると威圧感を感じたり怖かったりするものですよね。(;’∀’)
では、マリッジブルーで二人の関係を悪化させないためには、どうすればいいのでしょうか?
男女別で考えるマリッジブルーの原因と対策
マリッジブルーの原因も、男女でこのような差があるんです。
女性は以下のような問題が多く挙げられます。
- 生活環境が変わることへの不安
- 仕事と家事を両立できるかの不安
- 子供ができたら育児と両立できるかの不安
- 相手の親とうまくやっていけるかの不安
また、女性は結婚後の様々な手続きや、結婚式・ハネムーン等の計画をしている段階で、頭が忙しくなりマリッジブルーになることも多いようですね。
反対に男性はプロポーズ前、結婚を考え始めた一番初めの段階でマリッジブルーになることが多いようです。
- 経済的な面の不安
- 相手を幸せにしてあげられるかという不安
- 一人の時間が減る不安
- 家庭をもつと自由が減るのではないかという不安
このように、男女で不安の内容にも少し差があって、男女の脳の仕組みの違いを分かった上で見たらなるほどなーと思いますよね。面白いです。
お互いの異なる不安が余計に二人を追い詰めてしまわないように、まずはしっかりと話し合うことが何より大切です。
『安定した家庭を築きたい』という女性の永遠のテーマ
女性の『家族と良い関係が築けるか』という悩みは大きいものです。
金銭面で安定していないことや、いつか独立したいという男性の野望にも、一緒に苦労するのならそれでもいいという女性もいます。
本当に苦労を厭わないと思っている健気な女性もいれば、自分の努力次第で状況を変えることもできるし!という頼もしい女性もいますよね。
でも家族のこととなるとそうはいきません。ふたりだけの問題ではないからです。
もし、義母や義父とウマが合わない場合、人生の大先輩を自分の努力次第で変えることなんて不可能に近いですからね。特に育ってきた環境が全然違うと、結婚に踏み切れない女性も多いようです。
また、女性は自分の家庭に口出しされるのを嫌がります。かといって距離感が遠すぎるのも嫌だったり・・距離感って本当に難しいですよね。
これはもう相性であり、どこまで我慢できるかであり、、という話にもなってくるんですが、絶対に彼は自分の味方でいてくれるという安心感があるだけで案外解決できたりするんです。
正直な気持ちをさらけ出し、それをそのまま受け入れてくれる。
その安心感こそが女性が色々なプレッシャーから解き放たれ、素直になれる一番の材料ですからね。
将来設計を『ふたりで』考えることが大切
もうひとつ大きな悩みとしては女性は仕事、出産の将来設計を男性よりも具体的に考える必要があります。
まだまだ女性が家庭を持ちながらキャリア形成するのは厳しい社会でもありますし、将来子供を希望する場合、産める年齢にも限りがあります。
また、職場に迷惑を掛けずに産休や育休を取得するにはある程度の計画性が必要にもなります。
専業主婦になりたくない人もいれば、専業主婦で才能を発揮できる人もいます。
お互いがどうしたいと思っているのか、この機会にしっかりと話し合っておくことが、結婚後にこんなはずじゃなかった・・という不幸を招かないためにも大切です。
ここで重要なのは、どちらかの意見で折り合いをつけるのが解決ではありません。
自分が本当はどうしたいのかを整理するような気持ちで話す。
相手がどうしたいのかを心から理解するつもりで聞く。
そうすることで少しずつ先が見えてくるはずです。
どちらか一方がなんでもかんでも決めるほうがうまくいくっていう夫婦も中にはいると思います。
でも私だったら、例えば仕事を辞めたくないのに辞めることになったとか、ブライダルチェックを自分は受けたのに彼は受ける気がないとか。
そんなことが続いたら、いつか相手を責めたい気持ちが生まれちゃうんじゃないかなと思うんです。
でも、たとえ計画通りに上手くいかなかったとしても、ふたりで一緒に決めたならいっかー♡てなれると思うんです。
ふたりの人生のことを真剣に話し合うのって時間も体力も使うし、信頼関係が必要です。
今まで一緒に過ごした時間で、どれだけ信頼関係を築けたのか、確認できる機会でもありますね。
マリッジブルーで破局するのは悪いことではない
マリッジブルーを通して、自分のモヤモヤが消えない場合は、思い切って結婚を考え直してみることも悪くはないと思います。
ある程度長く付き合って、あーなんかこの人って自分に対してこんな嫌な対応するんだなーって感じたら、きっとその人は自分には合わない人なんですよ(;´Д`)
私はマリッジブルーを経験して、改めて彼の存在の偉大さに気づけました。
結婚前に大きな壁を乗り越えたという自信がついたのも大きかったです。
勢いなんかに任せて後悔するくらいなら納得できるまで結婚を延長していいんです。
よく『結婚前は両目でしっかり相手を見て、結婚してからは片目を瞑って相手を見なさい』と古き良き時代の人が言っています。
現代はこれが逆パターンになってしまっている人も多いなぁと感じます。
片目を瞑る。ということは、慈しみの心を持って相手を許す。ということです。
付き合っているときは、相手に期待することがたくさんあって当たり前です。期待しすぎて腹をたてることがあってもいいと思います。
でも結婚生活は、一生その人と生活を共にするということ。それがこの人なんだと、風のようにさらりと流せるようにならなければ一生苦しいだけですからね。
そんな苦しい結婚生活にならにためにも、結婚前にしっかり相手を見て、理解し合っていたいもの。
そういう意味で、言うなればマリッジブルーは、結婚前の、最後の自分への確認作業のようなもの。そう前向きに思ってみてはどうでしょうか。
自己嫌悪に陥る必要はありません。
じゃぁ何でプロポーズ受けたの?という相手の言葉にモヤモヤする必要もありません。
最後までしっかりと、自分そして相手の方を大切にしたいという気持ちがあるという証拠なのですから。
誇りをもってマリッジブルーが乗り越えるまで待ってほしい!!一緒に乗り越えたい!!と伝えましょうね。
まとめ
- マリッジブルーは結婚に責任を持とうとするからこそ起こる正常な反応
- 男女の脳の構造上、すれ違いが起きるやすいようになっている
- お互いの気持ちを知るためにしっかりと話し合うことが一番大切
- マリッジブルーで破局するのも悪いことではない
- 不安が消えるまで結婚の時期を延長しても話し合ってみるのがオススメ